脳の高次機能についてです。
何かを行うとき、考えているとき、などの脳の活動を計測した結果、言える事について。
研究者のレポートや論文です。
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文字を読んだときの脳の様子をMEGで測定した場合、脳のどこの部分が活動しているかで、文字(文章)を呼んでいるときの脳の様子がわかる。

0.1秒で視覚野に反応→0.15秒で紡錘上界に反応→その後、ウェルニッケ野に反応→0.35秒後にはブローカー野(=心の中で言う状態になっている)に反応。

・・・この時普通の人と速読者の脳とを同時に計測すると、速読者はどうやらウェルニッケ野を通さない(あまり興奮していない)で、直接意味内容を読み取るようにしているようだ。
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上記の記述の内容には非常に重要な箇所があります。
心の中で言う状態=考えている状態
ではないでしょうか。

速読の脳活動
http://www.nict.go.jp/publication/NICT-News/0409/p02.html
(速読をしている人とそうでない人のウェルニッケ野とブローカ野の働きの違いです)

言語に関連した脳活動を調べる
http://www.es.hokudai.ac.jp/publish/research/1999/den_15.pdf
(読む時に脳の何処の部位が活動しているのかについてです)

心の痛みのメカニズム解明
http://www.nips.ac.jp/contents/publication/report/html/2007_29/data/04katudou_w04.html
(身体的痛みと心の痛みは脳の同じ部位が担っています)

妬みや他人の不幸を喜ぶ感情に関する脳内のメカニズムが明らかに
―妬みに関する脳活動が強い人ほど“他人の不幸は蜜の味”と感じやすいことが脳科学的に証明された―
http://www.nirs.go.jp/news/press/2008/02_12.shtml

カクテルパーティー効果
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%82%AF%E3%83%86%E3%83%AB%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BC%E5%8A%B9%E6%9E%9C
カクテルパーティー効果 (Cocktail party effect) とは音声の選択的聴取(selective listening to speech)のことで、選択的注意(selective attention)の代表例である。

第1次視覚野・聴覚野の神経応答が「注意」により増幅することを発見
- 物体を認知するために重要な「注意」の有無が脳反応に大きなひらき -
http://www.riken.go.jp/r-world/info/release/press/2008/080612/detail.html

「脳から特定の記憶を消去」に成功:タンパク質の操作/マイクロ波等の照射が記憶に影響
http://wiredvision.jp/news/200811/2008110123.html
研究者たちは1980年代には、ごく弱い電子ビームを当てるだけでも、マウスが今起きたばかりの出来事を忘れてしまうことを発見していた(これは、逆行性健忘と呼ばれる記憶障害。もう1つのタイプの障害である前向性健忘は、新しい記憶を形成できなくなるもの)。X線を当てても同じことが起こる。記憶を消せる時間は短く、直前の4秒間の記憶を失うだけだ。だが、その効果は興味深いものだった。

Defense Technical Information Center
http://oai.dtic.mil/oai/oai?&verb=getRecord&metadataPrefix=html&identifier=ADA126870
「「脳から特定の記憶を消去」に成功」の関連記事

中枢神経系のホログラム仮説と統合失調症・病因論
http://ot.dept.health.gunma-u.ac.jp/~shiihara/holo/kasetu.html



2010年4月15日作成
2010年4月28日更新
2010年6月6日更新